講座 臨床政治学 第5巻 『第二次安倍内閣ー発足と課題』 

編者 末次 俊之 

判型:B6判・上製・348ページ 

発刊予定 20149月10日

ISBN:9784904180426

定価:2,900円+税  

 

 

 

現・第二次安倍内閣は20121226日に発足した。安倍首相は〝革新主義的保守〟といわれる立場から、積極的な内政・外交の諸問題に取り組んでいる。革新主義的保守とは、伝統の否定に立つ革新ではなく、古い伝統と新しい現実との妥協を求め、戦後政治の「体制刷新」を目指すものだろう。本書の目的は、第二次安倍政権が発足した以降の日本の政治課題とその展望を概観するものである。内容は以下の通りとなっている。

 

1章 第二次安倍内閣の「理念と目標」著者 中根一幸(自民党 衆議院議員) 

2章 衆議院総選挙 ―民主党の歴史的敗北と二大政党制の行方―および第3章 参議院通常選挙―続く「一強多弱」の構図と「ねじれ」解消― 著者 久保庭総一郎(読売新聞社編集局記者) 

4章 安倍首相の「歴史認識」 著者 末次俊之(専修大学法学部助教) 

5章「憲法改正」問題 著者 藤本一美(専修大学名誉教授) 

6章 集団的自衛権 著者 清水隆雄(元・国立国会図書館専門調査員) 

7章 安倍外交 著者 丹羽文生(拓殖大学海外事情研究所准教授) 

8「アベノミクス」―第二次安倍内閣の経済政策― 著者 海部隆太郎(ジャーナリスト) 

9「TPP」とマスメディア―全国紙と地方紙の社説の比較― 著者 浅野一弘(札幌大学法学部教授)10章 菅義偉内閣官房長官-〝影の総理大臣〟- 著者 池田美智代(東海大学政治経済学部非常勤講師) 

オーラルヒストリー - 藤本一美先生に聞く

 なお、本書は講座臨床政治学シリーズ全5巻の最終巻として刊行されている。 

編者:末次 俊之

1977年 山口県下関市に生まれる

2002年 明治大学政治経済学部卒

2011年 専修大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)

2012年 専修大学法学部 非常勤講師 

現在  専修大学法学部 助教     

(著作)

『リンドン・B・ジョンソン大統領と「偉大な社会」計画』

(専修大学出版局、2012年)日本臨床政治学会賞受賞

(共著) 

『ティーパーティー運動』(東信堂、2012年)      

『現代日本宰相論』(龍溪書舎、2012年)

『民主党政権論』(学文社、2012年)他 

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