エッセイ『支雪裡感想物語雄阿寒と共に 

 

   

     著者 伊藤 重行 

     判型:四六判・並製・246ページ  

     発行日 2020年8月23日

     ISBN9784909970022 

     定価:2,000円+税               

 

 

 

  はじめに

 

 新天皇の令和二年になり、改めて緑豊かな日本に生まれたことに感謝している。拙者は北海道阿寒郡鶴居村支雪裡(土地台帳名北海道阿寒郡鶴居村字雪裡原野北二十七線西三十二番地)という集落に昭和十八年一月十四日に生まれ、現在七十七歳である。その集落で十五年間育った後にそこを離れ、本州、九州や外国で生活してきた。だが生まれた故郷が何時までも頭から離れなく記憶として残り続けている。いかに故郷が大事かが分かったのだ。そのことからここに一人の記録を残しておく事は意義があると思う。題して『支雪裡感想物語−雄阿寒と共に』とした。

 

 支雪裡の輝きは、常に雄阿寒岳と共にあった。雄阿寒岳は春夏秋冬、その姿を変えで支雪裡の人々を無言で励ましてきた。四月から五月にかけて雄阿寒岳に一筋の残雪が残っているともうすぐ春だという便りになって支雪裡の人々に届いてきた。五月にヒバリが鳴き、ジャガイモの植え付けになる。そうすると雄阿寒岳の一筋の残雪が消え、山桜が満開になり直ぐ散る。六月になると眩しいほどの新緑を自然は与えてくれる。俳句ではそのことを「山笑う」と表現する。

 

 日本の歴史は神武天皇以来、皇紀二千八十年を数え、世界最古の歴史を持つ国になった。日本は一筋の長い世界一の歴史を持つ世界から尊敬されている国家だ。これは英国王室も認めている。皆さんの家の周りの神社の歴史でもある。古い、古い日本に生まれた事が誇りになって自分を励まして生きてきた。猫や犬でさえ起きたら顔を手足でこすり顔を洗っている。原始の日本人も太陽が上がってくるとごく自然に顔や手を洗っていたのが神道の禊ぎに変わっていったと思う。仏教伝来の異文化到来によって神道が洗煉化したと思う。このようにごく自然の流れから多くの日本人は日本の歴史と伝統に誇りを持って生きてきている。

 

 故郷は捨てることができない。いつも思い出すのは支雪裡の山々、思い出の顔と顔。支雪裡生まれの拙者の一生を感想風に記して日本の歴史と伝統の源流を探って見た。地球に生命与えた父母に感謝する。

 

 

 皇紀二千八十年(令和二年、西暦二千二十年)四月二十九日(祝昭和の日)筆者識す(横浜にて)

 

 目 次 

 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 

1.支雪裡の歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

時の流れと支雪裡の変化 *鶴居村から消え去っていく人々 *鶴居村と支雪裡 

2.思い出の支雪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

*家族無き孤独死の終末 *支雪裡で電気が灯った頃のラジオ放送

*支雪裡の山々を越えて *私の母への懐かしい想い 

*朝日橋近くの楡の大木と風景の思い出 *憧れと私の道標 

3.支雪裡川の思い出と釣・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40

*桜鱒は何故生まれた川に戻ることができるのか *支雪裡川の水の美しさ

*日本の源流と桜鱒の源流と支雪裡渓谷 *万次郎川の支雪裡 

4.天国の支雪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55

支雪裡での歓喜・歓会 *支雪裡で生まれ、博多で過ごす *支雪裡の生まれた家

*事業を起こす気概―伊藤順一と株式会社伊藤デイリー *天国の支雪裡 

5.学問と支雪裡の自然・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72

*支雪裡と函館と上野駅 *支雪裡に共産主義者はいない

*支雪裡に生まれた私が学者になった理由

*支雪裡の自然が教えた学問の基礎―システム哲学の完成

*私がいるところに日本がある *青空教室と支雪裡小学校 

6.支雪裡の魅力と観光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93

*寒村・鶴居村支雪裡の魅力 *感動する支雪裡の観光 *巨木の支雪裡

*故郷の道―山奥の道 *支雪裡から中雪裡への道

*支雪裡から雄阿寒岳を描く渡辺巌画家 *支雪裡の空と鶴居村の空気

*支雪裡の病院と安心旅行 

7.支雪裡の四季・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121

*支雪裡の猛吹雪 *支雪裡の春の足音 

*俳句を詠ませる雄阿寒、美しき雄阿寒岳

 

8.愛国と愛郷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・134

*愛国と鶴居村の桜鱒 *支雪裡への愛郷 *支雪裡への愁心

*丹頂倶楽部の交流会 

9.支雪裡の友人・知人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・146

*支雪裡とチックタックの記録 *安藤誠とキャンデイーと支雪裡と

*久保田武男と伊藤重行の出会い *母の妹が嫁いだ北見市常呂の従兄弟たち

*支雪裡と鶴居村を愛した佐藤義彦・洋子夫妻

*支雪裡にやって来た玉沢正春の挑戦的人生―その現実性と永遠性

*支雪裡の伊藤順一と瀬高町の江崎潮 *支雪裡の伊藤由太郎と白糠の伊藤郷一

*支雪裡育ちの佐々木芳雄・佐々木敏雄と伊藤新一・伊藤重行

*支雪裡出身の俳人―高橋養三さん 

*石橋榮紀語録を楽しむ―鶴居で出会った浜中の偉人

*船本末雄氏とのEメールのやり取り *野澤道子さん宛書簡

*情報通の郵便配達屋さんたち 

10.支雪裡の休憩所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・196

*支雪裡の地域と喫茶店支雪裡について *支雪裡の民宿

*天空のハートン・ツリー─故相馬政雄先生を想う 

11.新潟と先祖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・206

     *伊藤順一作成の動画―伊藤家百年の歴史

     *支雪裡の伊藤由太郎と古俣慎吾の関係 

12.名誉と功労・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・219

鶴居村特別功労賞を受賞して *誇りの回復−−「伊藤山 蓮久寺」

*私の年賀状−−釧路新聞への寄稿 *祝・鶴居村誕生八十周年―鶴居天国を目指して

*支雪裡での講話―出会いが人を変える 

おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・234

 

日本で七十七歳まで生きたこと 

 

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