ひきこもりと発達障害のアポリア

     歴史的視座から辿る 8050問題             

 

   著者: 鈴木 信子  

   判型: 四六版・並製・268ページ

     発行日 202年9月20日

 

    ISBN:9784909970152
    定価:2,600円+税   

 

 目 次 

序章 「ひきこもり」というアポリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第一章 「中高年ひきこもり」問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・27

一.度重なるタイミング 27

二.団塊ジュニア 28

三.バブル崩壊 31

第二章 「ひきこもり」とは何か・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ 36

一.見えにくい姿 36

二.「8050問題」の萌芽 38

三.のみ込まれた「ひきこもり」 43

四.再びのみ込まれる「ひきこもり」 47

五.絡み合う症状 52

六.折り合いの悪さ 63

七.先送りされた出口 66

第三章 歴史の中の「ひきこもり」像 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75

 一.心理的硬さ 75

 二.文学に描かれた「彼ら」 81

 三.近代化というパラダイム・シフト 87

 四.「その他」では片づけられないもの  99

 五.描かれていた「神経症」 106

 六.行動を縛る眼  112

第四章 歴史の中の「発達障害」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 122

 一.「ぎこちなさ」という共通点 122

 二.他者との関係で生じる摩擦 130

 三.協調できない各パーツ 139

 四.モリエールやベルクソンのまなざし 148

第五章 社会の感受性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  155

 一.二重の苦痛 155

 二.真っ昼間から暗闇へ 160

 三.労働と道徳 163

 四.浮かび上がる輪郭と境界 166

 五.暗闇にこもる意味 169

 六.四十歳の壁 177

第六章 世間と家族  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 185

 一.息子を隠す理由  185

 二.内側から規制される〝極端〟 190

 三.〝異物〟を生むメカニズム  194

 

第七章 ひきこもりか、発達障害か ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 203

 一.行き来する視線 203

 二.家庭内の事件 207

第八章 ねじれの位置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 217

 一.取り残された人々 217

 二.意思表示できない面々 222

三.気づかれなかった世代 224

 四.変質し始めた〝次世代〟 228

 五.大多数の静かな存在 232

 六.社会的包摂の難しさ 236

あとがき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 242

参考文献一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 250

 

                                                                                                                   一般書↑ 

 

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