―アメリカ再生を掲げた大統領―

 

       ビル・クリントン  

 

著者:藤本 一美 

判型:四六判・並製・256ページ  

発行日:2016年8月20日

ISBN:9784904180648 

価:2,000円+税  

 

ウィリアム・ビル・クリントンは、1992年および1996年の大統領選で各々勝利を収め、第二次世界大戦後では初めて二期大統領職を担当した民主党の大統領である。クリントン大統領は、米国の政治、経済、および外交の各分野で多くの変革を目指し、米国政治を安定させ、大きな実績を上げた。その結果、米国経済は繁栄し、財政は黒字に転換した。また巨大な軍事力を背景に、世界の「警察官」として国際政治の舞台で睨みをきかした。外交分野では一部で失敗も見られたものの、少なくとも、米国は直接的に大きな紛争に係ることはなく、平穏状態で過ごした。 

 確かに、クリントン大統領が内政面では、個人的に献金疑惑および女子大生との不倫などで、多くの国民のひんしゅくを買ったのは事実である。しかし、その一方で、政治指導者としてのクリントンの政策と力量はフランクリン・D・ルーズベルトやジョン・F・ケネディ大統領のそれに優るとも劣ることがないといわれ、文字通り、米国の各種の社会改革のため尽力、一定の成果を上げたことを忘れてはいけない。そこで、結論を先取りすれば、クリントンは見事に「再生」し終始一貫して、国民の高い支持率を背景に政策を運営できた幸運な大統領であった、といってよいだろう(藤本一美『クリントンの時代―1990年代の米国政治』[専大出版局、2001年]、207頁)                                                              

                                                                                                       著書 結語 より 

 

  筆者紹介  

 藤本 一美(ふじもと・かずみ)

 1944年 青森県五所川原市に生まれる 

 1962年 青森県立弘前高校卒業

 1964年 青森市松木屋百貨店退社 

  1968年 明治大学農学部農芸化学学科卒業 

 1973年 明治大学大学院政治経済学研究科・博士課程修了 

  1973年 国立国会図書館調査員 

  1993年 明海大学不動産学部教授 

  1996年 専修大学法学部教授 

  2006年 ネブラスカ大学客員教授(その他、東大教養学部など10大学で非常勤講師)

  現在  専修大学名誉教授、日本臨床政治研究所所長、日本臨床政治学会理事長 

   

  専攻  政治学

  著作=『アメリカ近代政党の形成』〔御茶の水書房、1981年〕:第三回日米友好基

   金賞受賞、『現代米国政治分析―オバマ政権の課題』〔学文社、2013年

 『日本政治の転換 1996年~2013年』〔専大出版局、2014年〕 

 『戦後青森県政治史 1945年~1965年』〔志學社、2016年〕他多数。

 

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